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けど、しばらくしたら、それも終わったよ。
前方に、再び崖が現れたんだ。
線路は崖に沿って、横にそれてるね。
汽車は、線路沿いに進路を変更だよ。
岩に、そんな器用なことができる筈もなく…
崖下へ落ちていきました。
良かったぁぁぁっ。
助かったよ。
みんなで、ホッとしてると…
線路の先が行き止まり!
岩壁、激突コースだっ!
{キャァァァァッ}
女の子達の黄色い声が響く。
護衛のガンナーが、素早く反応。
ポインターを打ち抜き、切り替えに成功したんだ。
汽車は進路を変え、危険を回避したよ。
程無く、トンネルを抜けたんだ。
外へ出れたよ。
川沿いに、線路は続くね。
汽車はスピードを落とし、川沿いを、ゆるゆると走り始めたんだ。
どうやら、終わりに近いみたいだね。
僕らはホッとして、辺りを見ながら寛ぎ始める。
「雄二君。
怖かったよぉ」
そう言って、優奈が抱き付いてきた。
なので、軽く背中をポンポンと叩いてあげる。
少し、落ち着いたようだね。
そして汽車は駅へ到着。
アトラクションの終了だね。
「本日は、有難う御座いました。
ゴールドパニック・マウンテン。
お楽しみ頂けましたでしょうか。
本アトラクションは、コレにて終了させて頂きます。
又の御来場、お待ちしております」
何時もの挨拶を聞きながら、外へ出る。
ふぅ。
パニックって聞いてたけど…
参ったね。
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