日常13

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凍夜さぁ… 隆と桃子ちゃんが、腕を組んで搭乗しているぞ。 良いのかな? 沙里奈ちゃんは、気にもしてないけど… 奈那子ちゃんが、やさぐれてるよ。 先生達が苦笑してるね。 扉を潜ると、透明なカプセル状の乗り物が停車している。 僕らは係員の指示に従って、シートに座ったんだ。 透明なドアが、゙シュー゙っと、音を立てて閉まったよ。 凍夜が、orz 状態になっているね。 けど、みんな、スルーしてる。 まぁ、頑張れ。 そんな凍夜をよそに、シューターはゆっくりと動き出した。 透明なチューブ状のトンネルへ入るよ。 進むと… 周囲は上下左右が全て星、星、星。 床も透明で、椅子も透明な素材でできてる。 なので座ったまま、宙に浮いているようなんだ。 少し怖い感じだね。 優奈が僕の手を、ギュっと、握ってくる。 少し、震えてるね。 やっぱり、怖いのかな。 僕は、そっと優奈の肩を持って引き寄せた。 少し、震えが止まったね。 辺りは星が瞬き、星が流れる。 彗星が通り過ぎたよ。 怖い位に綺麗だ。 穏やかな、アトラクションだなぁ。 んっ? ちょっと待ってよ。 確か、この乗り物って…
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