1831人が本棚に入れています
本棚に追加
全員が席へ着くと、アナウンスが流れる。
『アテンションプリーズ。
本日は、本船への御搭乗、有り難う御座います。
本船は、星々を巡り観光を行う、観光船で御座います。
一時の宇宙の旅。
御堪能下さい』
アナウンスが終わると、出航だね。
軽い浮遊感、外の景色が変わってくんだ。
そして…
天井と壁が、透明に変わったよ。
えっ!?
戸惑ってると、アナウンスが流れた。
『皆様。
当社独自の技術により、天井と壁を、透過させております。
強度に問題は御座いません。
景色を、御堪能下さい』
船は宇宙空間を進む。
プラネタリウムのようだ。
「綺麗ぇ~
プラネタリウムみたい」
ホンワカと、優奈が辺りを見回している。
そうしている内に、月の近くへ。
月の説明と解説を聞きながら、月を通過。
そして火星、土星、木星…
次々と星々を巡るよ。
今回は、のんびりとした、クルーズアトラクションだね。
疑って、悪かったなぁ。
そう思って、油断してたんだよ。
………
でも、ねぇ。
やっぱり、お約束が…
最初のコメントを投稿しよう!