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「いっ!
飯くらい、自由に食わしてぇーなぁ」
凍夜が悲鳴を上げる。
そんな凍夜へ、藤崎先生が呆れたように告げてるねぇ。
「魔術師は、世界各国へ派遣される場合もあるの。
公式の場へ、招かれる場合もね。
そんな時に、{テーブルマナーを、知りませんでした}なんて、恥ずかしいでしょ。
上級学年では、テーブルマナー学科もあります。
確かに、少し早いかもね。
けど、経験して損はないわよ」
さいですか。
そう言われては、仕方ないよね。
みんな、渋々だけど同意したよ。
まぁ、僕と清は、関係ないけどね。
習得済みだもん。
清はお婆ちゃんに、食べ歩きへ連れ出されてるんだ。
修行の一環だってさ。
全てのジャンルの料理店へ、行ってるそうなんだ。
テーブルマナーは、相当扱かれたらしいねぇ。
僕は外食じゃなくて、自宅だよ。
お母さん特製料理で教わったんだ。
食器は、倉庫へ収められてるのさ。
それを使ったよ。
お母さんが料理修行時に集めた、各料理専用の食器なんだよ。
厳しく教わったから、バッチリさ。
なので、僕と清は、気楽に食べてるんだ。
僕は時々、両隣の優奈と奈那子ちゃんへ、アドバイスしてるよ。
清は由梨ちゃんと沙里菜ちゃんのフォローだね。
桃子ちゃんは、ちょっと怪しいけど、マナー通りに食べてるよ。
凍夜と隆は、先生達に教わってるね。
少し肩が凝ったけど、美味しかったよ。
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