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食事が終わったから解散だね。
そう思ったんだけど…
「何言ってんの?
ネズミーの夜は、これからでしょ」
藤崎先生が、呆れたように言うよ。
いや、もう夜だよね。
「え~っとぉ…
何を?」
そんな僕に、藤崎先生が溜息を吐いて言うんだ。
「夏の夜って言ったら、決まってるでしょ。
肝試しよ。
き・も・だ・め・し!」
ハッ、ハァァァァッ!?
「ここで、ですか?」
「ここだからよ」
そのやり取りを聞いた、安陪先生が焦って言う。
「ま、まさか…
アレですか?」
その言葉に藤崎先生が、ニヤリと笑って頷いてるねぇ。
「わ、私は…部屋で…」
「却下。
行くわよ」
「いーやぁぁぁ~」
安陪先生を、ガッチリホールドした藤崎先生の先導が始まる。
ついて行かないと…ダメですよねぇ。
何処へ連れて行かれるんだろ?
ハァ~ッ。
そして僕らが向かったのは…
【ファンタジーワールド】でした。
なぁ~んだぁ。
ファンタジーか。
なんて思った僕は、甘かった。
連れて行かれたのは、【ホーンテッドタワー】
所謂、お化け屋敷ですね。
わかります。
入るのは…決定なんだね。
逃げないように藤崎先生が、満面の笑みて見張っていらっしゃる。
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