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「お疲れさん」
「うん。
疲れたよぉ~
何かオバケが、むきになって脅してくるんだもの」
やはり清、おまえもか。
「僕の時も、そうだったんだ。
優奈が気絶したら、さらに酷くなっちゃってさぁ」
「僕もだぁよぉ~
何でだろぉ~」
2人して、首を傾げたよ。
そしたら、隆と桃子ちゃんが出て来たんだ。
2人は、何かを酷評してるね。
なんだろ?
良く聞くと…
オバケの脅かし方や、演出についてだった。
うっわぁ~
スタッフの人達は、アレを聞かされたのか…
泣いてなきゃ良いけど…
次に出てくるのは、凍夜達の筈。
ちょっと、遅いかな?
そう思ってると、出て来たようだね。
はいっ?
奈那子ちゃんと沙里菜ちゃんしか、いないんだけど…
いや、待って!
2人が、何かを持っているよ。
良く見ると…
凍夜の足だね。
気絶した凍夜の足を、片足づつ持って、引き摺ってたよ。
何が、あったんだろ?
そんな僕らを見て、隆が苦笑しながら教えてくれた。
「凍夜は、オバケがダメなんだとさ。
入るのも、そうとう渋ってたんだぜ」
「もー、最悪。
入る前に逃走しかける。
入ったら、脅えて抱き付いてくるわ。
もぅ、イヤッ!
挙句に気絶して…
どーなのよ。
コレ」
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