日常13

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奈那子ちゃんは、ご立腹です。 沙里菜ちゃんもだけどね。 僕らは、苦笑するしかなかったよ。 そんな中、最後のペアである先生達が出て来たね。 ……… 安陪先生、気絶してる。 けど、藤崎先生、それは… 安陪先生は、魔術で宙に浮されて現れたんだ。 僕らだけでなく、周囲にいた人達も、哀れな人を見るように安陪先生を見てるよ。 ご愁傷さまです。 出て来た藤崎先生が、気絶した凍夜を見付けた。 「なんて、まぁ、情けない」 そう告げると、魔術で凍夜を気付けしたんだ。 「うっ、ううう。  こ、ここは…」 うん、気付いたね。 「凍夜君、アナタねぇ」 藤崎先生が、凍夜へ言うんだけど… 凍夜が、それに対してねぇ。 実は凍夜、〔見える人〕なんだって。 そしてさぁ。 お化け屋敷なんかは、結構なスポットなんだってさ。 凍夜は、アトラクションに脅えたんじゃなくて… それを聞いた、奈那子ちゃんと沙里菜ちゃんが気絶。 僕らも、蒼くなっちゃったけどね。 ああ、優奈、由梨ちゃん、安陪先生には告げないよ。 アトラクションで気絶した人達には、キツ過ぎるからね。 結局、藤崎先生は、気絶した5人を気付することになっちゃったよ。 まぁ、自業自得かな。
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