日常13

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内部には棺のような物が、沢山置いてあるんだ。 「何で棺?」 パシィ。 後から、叩かれました。 「縁起でもないこと言わないのっ!  あれは、ポッドと言う物よ。  私達は今から、アレへ入るのよ。  ポッドは、体験者が選んだ物語を、擬似的に体験させてくれるの。  さぁ、行くわよ」 藤崎先生に促されて、ポッドの前へ進んだんだ。 僕らは係りの人達に従って、ポッドへ入るよ。 僕は【ジェンパンの空の旅】を選んだ。 せっかく、ネズミーへ来てるんだからね。 僕が題材を選ぶと、しばらくして… 僕は意識を失った。 目が覚めると、僕は自宅のベッドで寝てたんだよ。 あんるぇ? 僕、ネズミーラ○ドへ行ってたんじぁ。 もしかして、夢だったのかなぁ? リアルな夢だなぁ。 そう思いながら、ベッドから降りて窓を開ける。 そして外を眺めて見たんだ。 外は晴れていて、夜空には満月だね。 真夜中なのかなぁ。 凄く静かだよ。 んっ? 今、月の方で何か動いたような… 気のせいか。 いや、何かがいる! 近付いて来てるよ。 なっ、なんだぁぁぁっ!?
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