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子供達とリーンチャーム、水夫と船長の顔が、引き攣ってる。
そんな中、水夫の1人が女の子を捕らえたんだ。
「船長!
ガキを1人、捕まえやしたぜっ!」
「でかしたっ!
雄二っ!
ガキを返して欲しかったら、お前1人で来い。
良いなっ!」
そう言うと、去って行く。
「しまったっ!」
そう言って、僕は追い掛けようと…
ねぇ、優奈、放してくれないかなぁ。
優奈が服を掴んで、行かせてくれません。
んっ?
あれぇ~?
ちょっと、待ってよ。
お話が、おかしくないかな???
ここってさぁ。
確か、セラが浚われるシーンだよね。
そうだよね。
と、言うことは、優奈が浚われるシーンだよね。
何で?
………
まぁ、良いか。
それより、浚われた子を助けるのが先だね。
「リーンチャーム。
浚われた子を助けに行きたいんだ。
案内して」
そう言うと優奈が言う。
「私も行くよ」
「ダァーメェ!
危険だから、優奈は留守番ね。
危険な場所へ、連れて行けないよ」
そう言ったんだけどねぇ。
「雄二君が、守ってくれるんでしょ」
そう言って、ウルウルした上目で、僕を見るんだよぉ~
うっ!
それって、反則技だよね。
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