1831人が本棚に入れています
本棚に追加
「しっ、仕方ないなぁ。
じゃぁ、僕から離れないでね」
そう言って僕は、優奈を、お姫様抱っこする。
「キャッ」
何故か、優奈は赤くなって、抱き付いて来ちゃった。
「コラァァァァッ!
このバカップルッ!
優奈は、1人で飛べるでしょっ。
降りなさぁぁぁいっ!」
えっ!
そうなの?
「優奈、ごめんね」
そう言って、降ろそうとしたんだけど…
優奈が首を振って、離れてくれません。
ちょっとぉ~///
すると、リーンチャームが優奈の頭を、"パッシィ"と、引っ叩く。
「ひっどぉーい」
優奈が頭を擦りながら、離れてくれたよ。
「さぁ、行くわよ。
優奈、ついて来るのは良いけど、私の近くへいなさい。
姿隠しの魔法で、姿を隠すから」
「そんなことが、できるんだね。
じゃぁ、僕の近くへいるより安全だ。
優奈。
僕は君に、危険な目にあって欲しくはないんだ」
そう言って、優奈の目を見たんだ。
優奈は頷いて、同意してくれたよ。
それから僕らは、リーンチャームの案内で海賊船へ向かう。
海賊船は、入り江に停泊していたよ。
優奈達には、姿隠しの魔法で隠れて貰った。
そして、空で待機だね。
僕は海賊船へ潜入だ。
ダンボールなんて、被らないけどね。
最初のコメントを投稿しよう!