日常13

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「しっ、仕方ないなぁ。  じゃぁ、僕から離れないでね」 そう言って僕は、優奈を、お姫様抱っこする。 「キャッ」 何故か、優奈は赤くなって、抱き付いて来ちゃった。 「コラァァァァッ!  このバカップルッ!  優奈は、1人で飛べるでしょっ。  降りなさぁぁぁいっ!」 えっ! そうなの? 「優奈、ごめんね」 そう言って、降ろそうとしたんだけど… 優奈が首を振って、離れてくれません。 ちょっとぉ~/// すると、リーンチャームが優奈の頭を、"パッシィ"と、引っ叩く。 「ひっどぉーい」 優奈が頭を擦りながら、離れてくれたよ。 「さぁ、行くわよ。  優奈、ついて来るのは良いけど、私の近くへいなさい。  姿隠しの魔法で、姿を隠すから」 「そんなことが、できるんだね。  じゃぁ、僕の近くへいるより安全だ。  優奈。  僕は君に、危険な目にあって欲しくはないんだ」 そう言って、優奈の目を見たんだ。 優奈は頷いて、同意してくれたよ。 それから僕らは、リーンチャームの案内で海賊船へ向かう。 海賊船は、入り江に停泊していたよ。 優奈達には、姿隠しの魔法で隠れて貰った。 そして、空で待機だね。 僕は海賊船へ潜入だ。 ダンボールなんて、被らないけどね。
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