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そんな僕らへ、藤崎先生が言うんだよ。
「今日は、ここまでよ。
後はホテルへ帰って、部屋へ移動ね。
荷物を車から取り出して、行きましょう。
ああ、車はホテルの駐車場よ。
ホテルマンが、移動させてるの。
先生は、電子キーを持ってるからね」
それから僕らは、ホテルの駐車場へ向かったよ。
先生は、パッドへ送信されたメールを見ながら先導だね。
車に着くと、荷物を取り出すよ。
そしてフロントだね。
鍵を受け取って、ホールで集合。
部屋は、2人部屋4つと、3人部屋1つだってさ。
2人部屋は、僕と清、隆と凍夜、優奈と由梨ちゃん、そして先生達だね。
奈那子ちゃん、沙里菜ちゃん、桃子ちゃんが3人部屋さ。
それぞれが、部屋へ向かうよ。
別れ際で、藤崎先生が言うんだ。
「カップルって、手もあったんだけどね。
凍夜君が哀れでねぇ。
止めたのよ」
「ぐぅっはぁっ!
酷いやんかぁ~」
…先生。
それは、教師としてどうかと…
「フフフフフフッ。
冗談よ。
それより部屋に入ったら、テラスへ移動なさいね。
そろそろだから」
そう告げて、安陪先生と行っちゃったよ。
そろそろ何だろ?
僕らは不思議に思いながら、部屋へ向かう。
廊下で、みんなと別れた後、言われたようにテラスへ。
すると…
゙ヒュー゙
゙ドォーン゙
゙ヒュー゙
゙ドドォーン゙
花火が上がり始めたんだ。
すると、ノックがだね。
僕が出ると、優奈と由梨ちゃんが来ていたよ。
「雄二君。
一緒に観て良い?」
上目使いで、赤い顔で言われたら、断れませんて…
僕は2人を部屋へ入れる。
テラスの左右に分かれて花火を見たよ。
もちろん、僕と優奈、清と由梨ちゃんにだよ。
その頃、中庭には…
芝生に寝転んで花火を見ている、凍夜の姿があったんだってさ。
凍夜の部屋は、隆と桃子ちゃんに、占拠されていたらしい。
凍夜…
御愁傷様。
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