日常13

92/105
前へ
/368ページ
次へ
花火が終わったね。 綺麗だったよ。 優奈と由里ちゃんは、部屋へ戻ってる。 僕と清は、交代で風呂さ。 そろそろ寝ようかな。 清は疲れたんだろうね。 すでに寝てるよ。 喉が乾いたなぁ。 寝る前に何か飲むかな。 そう思って、飲み物を買いに部屋を出たんだ。 途中、先生達の部屋の前を通ったんだけど… 「と、言うことは…  ここは、魔那検知施設でもあるんですか?」 んっ? 今のは? 「そう言うことになるわね。  基本的に、潜在魔那を持つ者や犯罪者を確認するのが目的よ。  ただ、魔術師やその卵達の力を測る場でもあるの…  そこにいるは、誰っ!」 急にドアが開かれたよ。 僕、オドオドしちゃった。 そして、部屋へ入ったんだ。 「ふぅ。  もしかして、聞いちゃった?」 僕は頷く。 「仕方ないわね。  私のミスだわ。  雄二君にも話してあげるわね。  その前に」 藤崎先生はドアを閉めると、魔術を掛けたようなんだ。 「本当は最初から、こうしていれば良かったのにね。  まぁ、過ぎたことは、良いわ。  何処から聞いていたの?」 「安陪先生の{ここは魔那検知施設でもある}と、言うのと…  藤崎先生の{潜在魔那を持つ者、犯罪者を確認するのが目的}  {魔術師やその卵達の力を測る場}  この3つを、聞いてしまいました」 「そう。  そう言うことよ。  ここは遊園地でもあり、監視施設でもあるの。  さらに、研究施設でもね」 「研究ですか…」 僕は不思議に思って、呟いちゃったよ。
/368ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1831人が本棚に入れています
本棚に追加