日常13

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両方とも、独特な味がしたね。 多分、少しは日本人好みにしてあるんだと思う。 美味しいと言えば、美味しいんだけど… 初めて食べた味で、戸惑ってしまった。 あれ? 僕って意外と、保守的なのかなぁ… 優菜は、最初はパクチーと言う香草に馴染めなかったようだね。 でも、{食べている内に、好きになったよ}って言ってた。 凍夜は… やっぱり馬鹿だ。 タイ料理に手を出してた。 しかも、店の人の忠告を蹴って、激辛料理を購入。 のたうってたよ。 ハァッ。 そして、清だ。 信じられないヤツだ。 全部、食べちゃったよ。 しかも、みんなより早く! お前は、ダイ○ンか? なに、その吸引力。 今は必死に、メモ帳へメモしてるんだ。 こいつは、良い料理人になるんだろうな。 そんな感じで、お昼を終えたよ。 そして僕らは、【ザ・スモールワールド】へ入ったんだ。 僕らは、各エリアを巡る。 グランドキャニオンにナイアガラ。 ピラミッドにスフィンクス。 凱旋門にエッフェル塔。 富士山に琵琶湖。 マチュピチュにナスカの地上絵 アンコールワットやタージマハル… 様々な風景や建築物が再現されている。 だけど凄いのは… そこへ幻想機で、生き物や植物が再現されていることなんだ。 本物の景色が、ミニチュアで存在しているように錯覚しちゃうよ。 僕らは、ゆっくりと全エリアを回ったのさ。
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