日常13

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「ごめんなさいねぇ。  私達、スタッフさん達と、お茶してたの」 エヘッと言う感じで告げちゃったよ。 バラしちゃうんだ…ハハハハハッ。 「どう言う、意味かしら。  雄二君」 なんか、みんなの視線が怖いな。 「さっきね。  【インディンジョーの洞窟】で、スタッフさん達の休憩室を見付けたんだ。  隠し部屋だね。  そしたら、スタッフさん達と、仲良くなっちゃってさ。  後で遊びに行くことに、なってたんだよ。  みんなと合流したら、隠れんぼになったでしょ。  だからついでに、スタッフ休憩室へ、お邪魔してたんだ」 みんなが{ズルイ}とか、{卑怯}とか言っているね。 「ルールを決める時に確認したよね。  この島の中で、レストハウス以外ならOKってなったじゃん。  ルール違反じゃないよね」 そう言ったんだけど… みんな、納得してないね。 まぁ、逆の立場だったら、納得しないけどね。 「確かに、ちょっとズルかったかな。  ごめんね」 とりあえず、謝っておきました。 言いたいことを言ってから謝る。 これで、言われ損にはならないよ。 やっぱり、ズルイかな? みんなは、僕がいきなり謝ったから戸惑ってるよ。 「仕方ねーなぁ。  まぁ、ルール通りと言えば、そうなんだし…」 「ふふふふふっ。  仲直りは、済んだかしら。  そろそろ、移動しますよ」
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