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「次は委員長ですね」
全員が一斉に〔〔鈴木君を推薦しま~す〕〕とハモる。
ちょ。
僕は、去年やったよね。
「やってない人が、やった方が良くないですか?」
思わず、そう言っちゃたよ。
「そうですわね。
ですが、みんなが希望していますからねぇ。
去年の実績を考えると、続投でも良いと思いますわ。
鈴木君、どうです?」
まぁ、良いか。
「分かりました。
では、みんな。
今年もよろしくね」
ほかの委員は…
副委員長は、凍夜と硯斗さん。
体育委員は、奈那子ちゃん。
図書委員は、由梨ちゃん。
書記は、浅見さん。
こんな感じかな。
浅見さんは、ぽっちゃり系の女の子だね。
しかし、凍夜が副委員長かぁ…
大丈夫かなぁ。
委員が決まったので次だね。
先生と僕ら委員は、教科書を取りに行ったよ。
みんなに教科書を配ると、ちょうどお昼だったね。
午後からは、通常授業なんだってさ。
それからは、4年の後半と同じような感じで、授業が進んでくね。
始業式から、2週間ほど経った頃なんだけど…
4年生の委員長が教室に来たんだ。
「あのぉ~
鈴木先輩って…どの人ですか?」
?
何だろう?
「僕が、鈴木だけど…
君は?」
「えっとぉ、鈴木先輩です?
私、堂本 梢て言います。
先輩に、お願いがあってですね」
なんだろね?
「その、お願いって?」
「笹先生から聞いたんです。
色んな、楽しいイベントがあったって。
{私達もしたいなぁ}って、話になったんです。
で、私達も誕生日会をですね。
誕生会って言ったら、ケーキじゃないですか。
先輩は手作りケーキを、誕生会に出してたんですよね。
そこで委員長の私が、先輩にケーキを作って貰えないか、お願いに来たんです。
お願いします」
そう言って、頭を下げてくんだよ。
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