日常14

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3/3 雛祭り。 去年に続き、僕の部屋に雛壇が飾られるね。 参加者は去年のメンバーに、梢ちゃん、真理先輩と美紀先輩が加わった。 真理先輩と美紀先輩は、キャンプで知り合った先輩だよ。 美紀先輩は、凍夜を弟のように思って、面倒をみてる先輩なんだ。 料理は前回と同じように、僕と清が作りました。 今回は隆と凍夜も捕まって、組み立てに参加させられてるね。 去年と同じように、僕の横には優奈がいるよ。 清の横には由梨ちゃん、隆の横には桃子ちゃんが、それぞれいるんだ。 凍夜の横には… 何故か、硯斗さんがいるね。 えっと… どうなってんの? 「もしかして、2人は付き合ってるのか?」 ストレートだねぇ。 「そうなるんやろうなぁ」 「どっちから、アタックしたんねぇ。  まぁ、どうせ、(美鈴からじゃ)と、思うけどねぇ」 「なんでだ?」 「凍夜に、そげな甲斐性が、あるわけないでしょうが」 凍夜が、苦虫を潰したような顔で言うな。 「酷い、言われようやなぁ」 「じゃぁ、実際は、どうなんね?」 凍夜が黙る。 「硯斗さん。  凍夜の、何処が気に入ったの?  子供っぽいし、お調子者だし、KYよねぇ」 {訳が分からない}って、言うように、奈那子ちゃんが言う。
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