日常15

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「分かったよ。  訊いてみる」 朝ご飯を食べてから僕は、優奈の家に行くよ。 今日は日曜日。 なので、優奈のお父さんも、多分いるんだよねぇ。 優奈の家へ行き、インターホンを鳴らすよ。 『はい。  ドナタでしょうか?』 「おはよう御座います。  鈴木ですけど。  優奈ちゃん、います?」 ゙バタ、バタ、バタ、バダって、音がするね。 そして玄関から、優奈が出て来たよ。 「雄二君。  おはよ~  今日は、早いよぉ~」 身支度が済んでなかったんだね。 少し拗ねているよ。 寝癖が可愛いね。 「うん、おはよー  話したいことがあってね。  今日ね。  お父さんから話があったんだ。  北海道のお爺さんが、{僕に会いたい}って、言っていてね」 優奈が驚いて言う。 「もしかして、雄二君。  旅行に行っちゃうの?」 「そうなんだよ。  しばらくは、北海道へ行くことに、なりそうなんだ」 そう告げると… 優奈が俯いちゃった。 そして… 「行く」 「えっ!」 「優奈も一緒に行く!  良いでしょ。  雄二君!」 そう言って、迫ってくるんだぁぁぁっ。 「ちょ、ちょっと優奈!  落ち着いて!!」
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