日常15

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「ふむ。  あの人、帰って来てるわねぇ。  まぁ、由美子もついて行くし、良いかな。  分かったわ。  そのつもりで、準備させるわね。  だから、お父さん達に、そう伝えてね」 「分かりました」 僕は、頷いて帰ろうとしたんだ。 「雄二君、待って。  優奈も行くよ」 僕は、優奈を繁々見て言ったよ。 「優奈。  身支度しておいで。  寝癖が付いてるから…」 「えっ!  嘘ぉっ」 赤くなって、慌てて家へ入って行っちゃった。 おばさんと由美子姉は、苦笑してるね。 「私も挨拶しておきたいから、一緒に行くわ」 由美子姉は苦笑しながら、そう言ってるね。 少し待ったら、優奈が身支度を終えて出て来たよ。 うん。 やっぱり、可愛いね。 「………  しまったかも…  このピンク空間と一緒に、旅行することになるのね…  ハァッ」 ピンク空間って…失敬な。
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