日常15

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その後、優奈と由美子姉の2人と一緒に、家へ帰る。 お父さんは、居間でテレビを見てるね。 お母さんは、料理教室の準備さ。 寮でやってるって。 午後から、教室なんだってさ。 「なるほどな。  確かに、由美子ちゃんが同行してくれれば、安心だが…  費用は、本当に良いのかね?」 「ええ。  親が出してくれますから。  それに、私もバイトで貯めたお金が、少しはありますので」 お父さんは、少し考えてから言う。 「ふむ。  ならば、頼もうか。  2人を、よろしくな。  出発は、明後日にしよう。  アクセス。  東京国際空港発、新千歳空港着。  発着時間、及び、予約状況。  明後日の午前で検索」 お父さんの指示で、魔導AIがネットへアクセスし、情報を検索する。 結果が、テレビに映し出されたね。 昔、立体テレビと言うものが、一時期、流行ったらしいね。 だけど… 落ち着かない。 分かり難い。 などの理由で、直ぐに消えたそうだよ。 どんなテレビだったんだろ? 北海道への飛行便には、結構な空席があったんだ。 お父さんは、中央部の右窓側を並びで3席リザーブしたよ。
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