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「飛行機は予約したからな。
空港に着いたら、電車で移動しなさい。
雄二は小さい頃に行ったきりだから、覚えていないかな?」
「確か、町まで電車で行った記憶があるよ」
「まぁ、分からなくなったら、魔導AIのアクセスポイントで確認しなさい。
各所にある筈だからな。
今日、明日は旅行の準備をすると良いだろう。
友達へ知らせたりするのだろ?」
「うん。
そうするね。
とりあえず、寮のみんなに伝えるね」
そう言って僕は、転移装置で寮へ行くよ。
そして、みんなへ知らせたんだ。
電話でも良いけど、会えるんだからさぁ。
直接言った方が良いじゃない。
寮から帰ってから、隆達へ伝えようと思ったんだけど…
「よう。
お邪魔してるぞ」
隆か…ちょっとからかいますか。
「邪魔するなら帰って」
「ちょっ。
雄二ぃ。
そりゃないぜ」
「はははははっ。
冗談だよ」
「おじさんに聞いたよぉ~
北海道に行くんだってねぇ~
あっちは、色々美味しい物があるんだよねぇ~」
もう、この食い気魔人め!
「そう言うことだよ。
今、桃子ちゃん達には、伝えてきたんだ。
沙里奈ちゃんには、隆達から伝えておいてよ」
沙里奈ちゃんは、家族旅行中なんです。
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