日常15

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「飛行機は予約したからな。  空港に着いたら、電車で移動しなさい。  雄二は小さい頃に行ったきりだから、覚えていないかな?」 「確か、町まで電車で行った記憶があるよ」 「まぁ、分からなくなったら、魔導AIのアクセスポイントで確認しなさい。  各所にある筈だからな。  今日、明日は旅行の準備をすると良いだろう。  友達へ知らせたりするのだろ?」 「うん。  そうするね。  とりあえず、寮のみんなに伝えるね」 そう言って僕は、転移装置で寮へ行くよ。 そして、みんなへ知らせたんだ。 電話でも良いけど、会えるんだからさぁ。 直接言った方が良いじゃない。 寮から帰ってから、隆達へ伝えようと思ったんだけど… 「よう。  お邪魔してるぞ」 隆か…ちょっとからかいますか。 「邪魔するなら帰って」 「ちょっ。  雄二ぃ。  そりゃないぜ」 「はははははっ。  冗談だよ」 「おじさんに聞いたよぉ~  北海道に行くんだってねぇ~  あっちは、色々美味しい物があるんだよねぇ~」 もう、この食い気魔人め! 「そう言うことだよ。  今、桃子ちゃん達には、伝えてきたんだ。  沙里奈ちゃんには、隆達から伝えておいてよ」 沙里奈ちゃんは、家族旅行中なんです。
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