日常15

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「分かったよ。  しかし、おまえがいないと、ここに来辛いなぁ」 それを聞いたお父さんが、微笑んで言う。 「なぁ~に。  気にせずに、遊びに来なさい。  母さんは家にいるからね」 「そうしなよ。  隆はなるべく、桃子ちゃんに会ってあげた方が良いしね」 そう言うと、隆の顔が赤くなる。 「いや。  別に、桃子に会いたいと言う訳ではな…」 「じぁ、何で?」 清と僕、優奈がジィィィッと隆を見る。 お父さんと由美子姉は、苦笑して見てるね。 「分かった。  分かりましたって。  そうだよ。  桃子が心配だから、転移装置を使用したいんだよ。  良いだろ。  俺、桃子に惚れてんだからよ」 開き直ったね。 後に、桃子ちゃん達が来ているのになぁ。 気付いてなかったんだね。 桃子ちゃん、顔を真っ赤にして、モジモジしてるよ。 結構、可愛い…いや、その… 優奈様、許して下さい。 抓らないでぇ。 地味に痛いです。 「ふんっ!」 優奈センサー恐るべし。 その日は、みんなと遊んだりして過ごしたよ。
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