日常15

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飛行機に乗って席に着く。 窓側の席は、優奈に譲ったよ。 窓の外を、へばり付くように見てるね。 由美子姉は、雑誌を読み始めてるよ。 シートベルト着用のアナウンスが流れ、キャビンアテンダントのお姉さんが説明するね。 そして、いよいよ離陸だよ。 「うわぁ~  なんか、〔ふわっ〕ってしたよっ?」 首を傾げて言ってます。 可愛いよぉ。 そんな僕らを由美子姉は、困った顔で見てるんだ。 何かな? しばらくすると、お茶とお水のサービスが始まるね。 僕はレモネードを買ってみたよ。 優奈もジュースを購入だね。 由美子姉は、お茶で我慢してる。 自腹の辛さだよね。 旅行用のお小遣いは、貰えなかったみたいなんだ。 魔導機ができてから航空機の性能は、格段に上がったそうなんだ。 音も静かだしね。 以前よりも早く、到着できるんだってさ。 一時間ちょっとで、新千歳空港まで辿り着いたよ。 なので、お昼ご飯は、空港で摂ることにしたんだ。 僕は、上映された映画を観たりして、時間を潰したよ。 優奈は、外をずっと見てたけどね。 そんな感じで、空の旅を楽しんだよ。 途中で、エアポケットに入って、優奈が怯えたけどね。 抱き寄せて、頭を撫でたら落ち着いたよ。 由美子姉が、なにか、ブツブツ言ってたけど… 何だったんだろ? そんなことはあったけど、無事にフライトが終わるよ。
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