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お婆ちゃんは、色んな料理を用意してくれていたよ。
やっぱり、こっちは、食材が素晴らしいね。
凄く、美味しかったよ。
釧路漁港から直送された魚介類。
牧場の新鮮なミルクや卵に肉。
夏野菜も豊富だね。
自家菜園の、取り立て野菜もあるんだよ。
お婆ちゃんが用意してくれていた料理を、みんなで美味しく食べたんだ。
ご飯の後、僕はお爺ちゃんに呼ばれたよ。
「どれ、どれ。
ここへ来やぁ」
呼ばれたから、お爺ちゃんの所へ行ったよ。
「少し、魔那を練ってみるのじゃ」
「分かったよ」
僕はそう言って、魔那を練ってみる。
「なんとのぅ。
これだけ高質の魔那を、豊富に練れるのかぇ。
何処まで習ったのじゃ?」
「小学校で習う魔術は、4年の時に終わったよ。
今はね。
魔術は習ってないんだぁ。
代わりに武術を、教わってるよ。
魔術を覚えるのが早かったからね。
{これら先は危険}って、教えてくれないんだよねぇ~
だから、武術なんだって。
{武術の鍛練で心身を鍛え、魔術に役立てる}って、言ってたよ」
お爺ちゃんが、呆れたように僕を見る。
「(少し、魔術を教えてやろうか)と、呼んだのじゃが…
こりゃ、教えることがないわい。
参ったのぅ」
そう言った後で、嬉しそうに笑ったよ。
何だか、嬉しそうだったね。
その後、僕とお爺ちゃんは、将棋をすることになったんだ。
僕、やったことないんだよねぇ。
優奈が、僕の後ろから覗き込んでくるよ。
優奈。
引っ付き過ぎ///
お爺ちゃんも、苦笑してるね。
僕、教わりながらやったよ。
まぁ、負けたけどね。
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