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翌日。
お爺ちゃんとお婆ちゃんに案内して貰って、観光だね。
今日は、『世界オルゴール・グラス博物館』へ、連れて行って貰ったんだ。
実は昔、オルゴール博物館があったんだって。
でも、閉鎖されちゃったんだってさ。
道の駅に、なっちゃったんだ。
でもね。
{博物館を、復活させよう}って人が、出て来たんだよ。
この町出身の魔術師なんだ。
得たお金を注ぎ込んで、建てたんだって。
以前より5倍の広さを持つ敷地に、巨大な博物館を建てたのさ。
展示品は、オルゴールと、ガラス製品。
オルゴールは、色んな種類が展示されてるよ。
頼めば、聴かせて貰えるんだ。
「綺麗な音色ねぇ」
「ゆったりと、落ち着く感じだね」
僕らは、ゆったりとした気持ちで、オルゴールの音色を楽しむよ。
時間が、ゆったりと流れる感じだね。
プレイヤーで聴く音楽とは、全然、違うんだよ。
何でだろう?
オルゴールの中には、変わったタイプの物もあるんだ。
小鳥の人形や、複数の人形が、曲に合わせて動くとかね。
これが、中世のヨーロッパで作られた物なんて、信じられないよ。
明治時代に作られた、和製オルゴールも展示されてたんだ。
ガラス製品も、器やグラスだけでは、ないんだよ。
ランプや人形、コースターにステンドグラス。
色んな種類があるのさ。
僕は気になって、ガラス製品を立ち止まって見ちゃった。
ワイングラスなんだけど…
色が深いんだよ。
「雄二君、どうしたの?」
不思議に思った優奈が来たね。
由美子姉や、お爺ちゃん、お婆ちゃんも来たよ。
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