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僕は、優奈と顔を見合わせた後、行ってみる。
すると…
「わぁぁぁっ」
優奈が、声を上げるよ。
無理もないね。
だってさぁ…
産まれたての子馬が、ヨロヨロって、立とうとしてるんだからさ。
すんごく可愛いよ。
「ちゃんこくて。
めんこいっしょ」
そう言って、ニコニコしてるよ。
「頑張って。
子馬さん。
頑張ってぇ~」
優奈が応援する。
僕らはしばらく、子馬を見せて貰ったよ。
感動だったね。
なんとか立ち上がったのを見た後、お爺ちゃんの家へ戻ったんだ。
貴重な体験だったよ。
その後ね…
起きて来た由美子姉に、今朝のことを、教えてあげたんだ。
「え~っ!
なんで、誘ってくれなかったのよっ!」
だってさ。
僕らは呆れたね。
「昨日。
{朝早いのは嫌だから、パス}って、言ってたじゃない」
「そうよ。
朝、誘おうとしたら、{うるさい}って、怒鳴られたもん」
少し、拗ねてるね。
「え~っと…
そうだったかしら…」
僕らが頷いて、由美子姉は、渋々納得したよ。
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