日常15

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僕は、優奈と顔を見合わせた後、行ってみる。 すると… 「わぁぁぁっ」 優奈が、声を上げるよ。 無理もないね。 だってさぁ… 産まれたての子馬が、ヨロヨロって、立とうとしてるんだからさ。 すんごく可愛いよ。 「ちゃんこくて。  めんこいっしょ」 そう言って、ニコニコしてるよ。 「頑張って。  子馬さん。  頑張ってぇ~」 優奈が応援する。 僕らはしばらく、子馬を見せて貰ったよ。 感動だったね。 なんとか立ち上がったのを見た後、お爺ちゃんの家へ戻ったんだ。 貴重な体験だったよ。 その後ね… 起きて来た由美子姉に、今朝のことを、教えてあげたんだ。 「え~っ!  なんで、誘ってくれなかったのよっ!」 だってさ。 僕らは呆れたね。 「昨日。  {朝早いのは嫌だから、パス}って、言ってたじゃない」 「そうよ。  朝、誘おうとしたら、{うるさい}って、怒鳴られたもん」 少し、拗ねてるね。 「え~っと…  そうだったかしら…」 僕らが頷いて、由美子姉は、渋々納得したよ。
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