1831人が本棚に入れています
本棚に追加
その後で、朝ご飯だよ。
食べたら、お弁当を持ってお出掛けだね。
お弁当は、お婆ちゃんと僕、優奈が作ったんだ。
色々な料理を、教えて貰ったよ。
今日は屈斜路湖へ、泳ぎに行くのさ。
結構な人出だね。
んっ?
砂浜を、掘ってる人がいる。
何してるんだろ?
「おじいちゃん」
「なんじゃな」
「あれ。
何してるの?」
砂浜を掘ってるのを指差して、訊いてみたよ。
「んっ?
あれか。
あれはのぅ。
砂湯を、掘っておるのじゃよ。
ここら辺は、砂浜を掘るとのぅ。
温泉が湧くでな。
ああやって、簡易の露天風呂を作っておるのじゃ」
へぇ~。
面白いや。
「面白いね。
僕らも、やってみようよ」
「わぁぁっ!
賛成ぇ~」
「面白そうね。
ノッタわ!」
そう言うと、バンに積んであったスコップを持って、砂浜へ行く。
ああ、そうそう。
僕らはすでに、水着へ着替えてるからね。
最初のコメントを投稿しよう!