日常15

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僕らというか、僕は、セッセと穴を掘る。 魔那で強化された肉体で掘るから、アッと言う間に掘れたよ。 僕らは、露天風呂に入ったり、湖で泳いだりして遊ぶ。 お爺ちゃんは、僕が掘った露天風呂に、のんびり浸かってるよ。 あっと、そうそう。 お婆ちゃんは、家で留守番してるんだ。 {畑を、ほっとけないからねぇ。  今日は止めとくよ} だってさ。 今はお昼のお弁当を食べて、のんびり食休みしてたんだけど… 「しつこいわね!  あっちに行ってよ!」 そんな声が聞こえるんだ。 僕と優奈が驚いて、声がした方を見る。 すると、ジュースを買いに行っていた由美子姉が、絡まれてたんだよ。 何だぁぁっ。 アイツら。 僕は立ち上がると優奈に、お爺さんと一緒にいるように言う。 そして、由美子姉の所へ行ったんだ。 「由美子姉。  どうしたの?」 僕が声を掛けると、チンピラ男の1人が言う。 「んっだぁ!  このガキは?」 「由美子姉。  このチャラチャラした、頭の悪そうな茶髪。  誰?」 僕は思いっ切り、馬鹿にしたように言ってやる。 「んっだとぉぉっ!  このガキゃぁぁぁっ!」 うん。 先程と、語彙が変わらない。 本当に馬鹿なの? ってか… それ位で切れて、小学生に殴り掛かってくるか?
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