日常15

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そして今日は、摩周湖に向かってます。 今まで霧が出てたんだけど、今日は晴れたらしいんだ。 食事を済ますと、すぐに出掛けたよ。 森の中の、くねくねした道を登って行くんだ。 すると、開けた場所に出たよ。 広い駐車場と展望台、レストハウスもあるね。 僕らは展望台に移動して、展望台から摩周湖を見たんだ。 凄いや。 緑の擂り鉢の中に、澄んだ湖面。 碧い空に、碧い湖面が、凄く綺麗だ。 湖面に浮かぶ小島が、景色を締めているね。 何もない湖面より、あの小島があるから、景色が映えるんだねぇ。 「まるで、吸い込まれるような、景色ねぇ。  凄いよぉ~」 僕らは、飽きることなく、景色を楽しんだんだ。 「ねぇ。  お腹、空かない?」 ちょっ。 雰囲気、だいなし… 2人して、ジト目で見ちゃいました。 「ほほほほほっ。  そろそろ昼だてのぅ。  そこのレストハウスで、飯とするかぃ」 そう言われてはねぇ。 名残惜しいけど、また見れば良いか。 そう考えて、レストハウスへ移動したんだよ。 けどね。 食事をして外へ出ると… 一面霧でした。 「うわぁぁぁっ!  何にも見えないや」 「本当ぅ。  駐車場の車が、分かんなぁいよぉ」 「まさか、あの短時間で、こんなことになるなんて!」
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