日常15

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次に目が覚めた時、消毒薬匂いがする部屋だった。 「ここは…」 どうやら、ベッドに寝かされてるようだね。 ベッドに寄りかかるように、うつ伏せで寝る優奈がいるよ。 どうやら、僕の看病をしていたようだね。 良かった。 優奈は無事だったよ。 しかし… 体中が痛いね。 僕は、とりあえず起きようと、身じろぎする。 僕が動いたことで、優奈が目を覚ましたね。 「ううん。  んっ!  雄二君!  雄二くぅぅぅん」 そう言って、優奈が抱き付いてきたよ。 少し痛いけど…我慢だ。 優奈…泣いてるな。 「雄二君のバカァ。  バカ、バカ、バカァァッ。  優奈、心配したんだからぁ。  心配したんだからぁぁぁ」 僕は優奈の頭を、優しく撫でて言う。 「ごめん。  優奈が傷付けられて、我慢できなかったんだ。  あ!  そう言えば、優奈!  怪我は!」 僕は思い出して、蒼くなって訊いたよ。
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