日常16

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僕もやったよ。 みんなも、苦労せずに圧縮してるね。 僕も圧縮するけど… 「むっ!  雄二よ。  その圧縮方法は、誰に教わったのじゃ」 お爺ちゃんが、尋ねてくるよ。 「ああ、これね。  これはね。  魔獣と戦った時に、無意識でやった方法なんだ。  それを、覚えてたんだよ。  それで、やったんだぁ」 みんなが、不思議そうに見てるね。 何故、お爺ちゃんが僕に確認してるのか、分からないみたい。 先生達やお爺ちゃんは、感心して僕を見てるね。 「爺ちゃん先生。  雄二の圧縮した魔那と、ワイらの圧縮した魔那。  違うんかい?」 不思議そうに尋ねる。 「爺ちゃん先生か…  まぁ、良かろうて。  さて、口で言うよりも、見た方が良かろうて。  雄二と凍夜じゃったの。  2人は、前へ出て来なさい」 僕と凍夜は、みんなの前へ出たよ。 「では、自分の圧縮した魔那を、床へ置いてみるのじゃ」 僕らは従って、置いてみる。 僕はさり気なく、凍夜から離れてから魔那を置いたんだ。 凍夜の手から、魔那玉が離れて置かるね。 そして、凍夜の手が離れた途端… ゙パァーン゙ 音を立てて、魔那が破裂したね。 「ふんぎゃっ!」 凍夜が驚いて、飛び退いたよ。 「手ぇ、痛いがなぁ」 必死で、手を振ってるよ。 やっぱり凍夜は、弄られキャラだよね。
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