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お爺ちゃんが、僕の所へ来て言うよ。
「さて、雄二。
おぬしは、次のステップじゃ。
先程の圧縮魔那を、同時に2つ出してみるのじゃ」
「うん。
分かったよ」
「返事は{はい}じゃ。
良いの?」
「はい!」
僕はそう言うと、2つ…
あっれぇ~
「ほぉっほほほほ。
流石にすぐは、難しいであろう。
まぁ、中1の後半で習う故にのぅ。
それを終えると、玉ではなく、様々な形で圧縮魔那を生成できるようにするのじゃ。
これが、放出魔術の基礎じゃな。
それができて、初めて性質変化を覚えるのじゃよ」
性質変化って、何だろ?
「お爺ちゃん」
「先生じゃ!」
「あっと…
先生、質問です」
「ふむ。
何じゃな?」
「性質変化って、なんです?」
「雄二には、まだ早いが…
良いじゃろう。
それはな、魔那をイメージした性質に変化させることじゃ。
例えば、火などじゃな」
ああ。
火に変えれば良いんだ。
「こんな感じ?」
僕は床に置いている圧縮魔那を、火に変えて訊いてみた。
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