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「………
何故できるのじゃ?」
お爺ちゃんが、唖然として言うよ。
「オコジョとの戦いで、魔那を火にして放ったんだよ。
無意識で、怒りに任せてだけどね。
だから、オコジョを倒せたんだ。
その代わりに、放った火を纏った風の玉をぶつけられちゃったけどね。
それで、死にかけたけどね」
「なんとのぅ。
儂は、(オコジョが火を放った)と、思っておったぞぃ。
ふむぅ。
性質変化も行えるかぇ。
ほほほっ。
こりゃ、魂消たわい。
ではのぅ。
水や土、風、雷、氷などにも、変化させれるかのぅ」
楽しそうに言うねぇ。
できるかなぁ…
僕は、他の性質変化に挑戦する。
でもねぇ…
「う~ん。
水に変化させるのって…
結構、難しいかも」
結局、他の性質変化はできなかったよ。
「ほぉっほほほほほっ。
流石に、できんようじゃのぅ。
まぁ、そんなに、ほいほいできられても、困るのじゃがのぅ。
では、圧縮魔那の複数生成じゃ。
ほれやるぞぃ」
僕はそう言われて、鍛練を始めたんだ。
その日は結局、できなかったよ。
圧縮しない魔那は、複数生成できるのになぁ。
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