日常16

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「ああ、これは圧縮魔那だよ」 そう言って、刃の部分を炎に変えて見せたんだ。 〔〔はぁぁぁぁっ!?〕〕 みんなが、声を揃えて叫ぶよ。 「何じゃ、騒々しい…  雄二…  それは?」 「複数同時に安定した圧縮魔那が、作れるようになったんだ。  だから、別の形で圧縮してみたんだよ。  そしたらね。  みんなが、{勝手に木刀を持って来たらダメ}って言うんだよねぇ。  だから、圧縮魔那って証明してたんだよ」 普通に応えたら、呆れられちゃった。 「我が孫ながら…  ふぅ」 溜息を吐いた爺ちゃんが言うよ。 「雄二よ。  性質変化は、当分行ってはならぬぞ」 「えっ!  何で?」 僕らの後ろで、凍夜が騒いでいる。 「カッケェー。  アレでチャンバラやったら、楽しそうやん」 凍夜の頭を、゙ゴン゙って、お爺ちゃんが殴って言うんだ。 「こういう馬鹿が、おるでのぅ。  危険なんじゃよ。  性質変化を学ぶ前に、身を守る方法を学ぶのじゃ。  その前に習うと、危険じゃ。  無論、{自分は大丈夫だ}と思って、魔術を安易に使用すると、捕まるからの。  周りに害をなす者は、野放しにできぬ。  故に、魔術刑務所に行きじゃ。  力を持つ者には、責任がついてまわる。  忘れぬようにのぅ」
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