日常16

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「うん。  じゃ、なかった。  はい。  分かりました。  お爺ちゃんが{良い}って言うまで、性質変化しないよ。  じゃぁ僕、どうすれば良いの?」 「まずは、成果を見せてみよ」 お爺ちゃんに言われて、15個の安定圧縮魔那の玉を、同時に空中へ展開したよ。 「ふぉっ、ほほほほほっ。  もう、ここまで、できるのかぇ」 お爺ちゃんが、嬉しそうに言っているね。 その間に木刀を、安定圧縮魔那で作ったよ。 「うむ、うむ。  ならばのぅ。  他の形も作り出してみよ。  簡単な物から順に、複雑な物を作ってみるのじゃ」 「うん。  いや。  はい。  わかった…分かりました」 どうもお爺ちゃんには、先生へ言うように話すのは、難しいね。 その後、僕は様々な物を魔那で作り出したんだ。 けど調子に乗って一、杯作り過ぎたね。 とっ、思ってたんだけど… 最初に作った木刀とかが、なくなってたよ。 あんるぇ? 僕が不思議そうにしていると、爺ちゃんが訊いて来た。 「何を、悩んでおるのじゃ?」 「最初に作った木刀が、何時の間にかなくなっちゃたんだよねぇ。  ねぇ爺ちゃん…先生。  何で、なくなったんだろ?」
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