日常16

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そんな優奈に苦笑しながら、僕は教えるよ。 「魔術の授業で使うんだぁ。  今度ね。  魔那で鎧を作るんだよ。  だけど、鎧の形を知らないからねぇ。  だから、鎧を調べるのに、借りてきたんだよ」 「ふぅ~ん。  雄二君、鎧、着るんだぁ…  私のナイト様…キャッ」 {ナイト様、キャッ}って… まぁ、ね。 優奈を守れるように、なりたいんだけどね。 思わず、真っ赤になっちゃったよ… って! おまーら! 人の部屋を覗いてんじゃねぇっ! 隆達が、ドアの隙間から覗いてました。 僕に気付かれたと分かった隆達が、部屋へ入ってくる。 「へへへへへっ。  ごっそーさん」 「いーネタっ!  グゥゥゥドォじぁわいねぇ」 満面の笑みで、言ってくる。 扉の向こうで、なにやら騒がしい。 どうやら、凍夜が、美鈴ちゃんに説教されてるようだね。 おそらく奈那子ちゃん達は、苦笑しながら見てるんだろうねぇ。 「ふぇっ!?  もしかして…  今の、見ちゃったぁのぉ?」 ウル目で隆達を見る。 「ぐふっ!?  すんげぇ、罪悪感が…」 「シッカリしんさいや。  真実を伝えるには、耐えるんよ…  うううっ」 なんか、ダメージを受けてます。 ザマァ。
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