日常16

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そんな僕に苦笑しながら、また、呆れながら、お爺ちゃんが言うんだ。 「自分を型にして、魔那をのぅ。  なかなかの発想じゃわい。  今まで、考え付く者も、おらなんだが…  面白いやも、な」 そんなことを言ってます。 なんでしょ? 「お爺ちゃん先生?」 「おお。  これは、すまなんだな。  ちと、新たな魔術をな。  少々、考え込んでしもうたわぃ。  さて、雄二よ。  なかなかに、面白い試みじゃて。  しばらく、続けてみるが良いて」 面白そうに言ってるね。 何が面白いんだろーねぇ。 言うだけ言って、お爺ちゃんは、みんなの指導へ戻っちゃったよ。 ……… お爺ちゃんが考え付いた魔術って…何だろね? 気になるなぁ。 それより、続きをしようかな。 装飾は、二の次三の次。 機能重視で、色んなパーツを作ったんだよ。 そんな僕の所へ、凍夜が来たね。 「雄二。  何してんな…って!  なんや、それ!  カッケェーやんかっ!。  それって、ワイもやってええんやろか?」 さっき、お爺ちゃんに叱られてたからねぇ。 やって良いか、戸惑ってるね。
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