日常16

27/47

1831人が本棚に入れています
本棚に追加
/368ページ
「あのねぇ。  あれは、凍夜が武器で遊んでるからでしょ。  真面目にやってたら、怒られてないよ」 溜息を吐いて言うと… 「なんでやっ!  ワイは、真面目にやってたでぇ?」 「できた武器を、複数持って振り回すのが?  投げて、別の武器で叩いてたよね?」 「せやで。  3刀流や5刀流の研究ややな。  あと、武器の強度をやな」 「すなっ!」 後ろから、゙ゴィィ~ン゙っと、殴られる凍夜。 「あいたぁぁぁっ!」 頭を抱えて、ゴロゴロと転がってるよ。 困ったものです。 そんな僕らの所、へ奈那子ちゃん達が来たね。 どうやら、複数精製できるようになったみたい。 「凄いわね。  これ全部、雄二君が作ったの?」 奈那子ちゃんが、感心して言ってくる。 「そうだよ。  この前に、色んな物を作ったけどね。  精製に慣れたから、始めたんだよ。  それをしてからじゃないと、細かな魔那圧縮って、難しいからねぇ」 「ほうなん?  ほんじゃぁ、うちらは、それからした方がええねぇ。  凍夜の馬鹿は、どうなんね」 桃子ちゃんの言葉に、凍夜が反応する。 「誰が馬鹿やねん。  ワイかて、色々やなぁ」
/368ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1831人が本棚に入れています
本棚に追加