日常16

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「魔那で物を作ってたんだよ…です。  だって、{次のステップは禁止}って、言ってたでしょ。  だから、前に博物館で知ったおもちゃを、魔那で作ってみたんだ」 そう言うと、お爺ちゃんが驚いて、近付いて来たよ。 「まっこと、魔那でできておるわい。  ふぅぅむ。  これを、魔那でのぅ。  しかし、面白いことをするものじゃて」 えっ? 何が? 不思議そうに、お爺ちゃんを見ると、お爺ちゃんが言うね。 「魔那は、自分で遠隔操作が可能じゃ。  それなのに、わざわざゼンマイを再現して、動力に使うとはのぅ。  ふぉっ、ほほほほほっ」 笑われちゃったよ。 参ったね。 「しかし、じゃ」 んっ? 「それだけの造形が、できるようになったとは、のぅ。  バネを魔那で作れるなら、色々と応用ができそうじゃて。  ふむ。  子供の発想力は、驚きじゃわい」 そう言って、嬉しそうに笑ってるね。 何が、そんなに面白いんだろ? 僕には、分かんなかったけどね。 そんな感じで、しばらく授業は進んだよ。 僕は、色んな物を作って過ごしたけどね。 凍夜は、相変わらずだ。 おもちゃを作ったりして、遊んでる。 その度に、お爺ちゃんと美鈴ちゃんに、叱られてるんだけど… 懲りない、ヤツだなぁ。 ふぅ。
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