日常16

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そして、春休みが明ける。 優奈達は中学生だね。 中学と言うと、制服です。 今日、優奈の家へ、遊びに行ったら… 「雄二君。  ちょっと、待っててね」 って、部屋から出て行っちゃたよ。 まぁ、優奈のためなら、待ちますよ、僕ぁ。 しばらくして… 優奈が、モジモジしながら入って来たんだよ。 はい、制服姿でした。 か、かわいい。 惚れ直しですよ、はい。 「えへへへへっ。  おニューの制服よぉ。  どぉ、似合ってるかなぁ」 「うん。  とっても、似合ってるよ。  そーかぁ。  優奈は、今度から中学生かぁ…」 なんか、置いて行かれたような感じです。 優奈も、僕のことに気付いたようだ。 「本当は、雄二君と一緒に、中学校へ通いたかったなぁ。  でも、これでしばらくは、私の方がお姉ちゃんね」 ドヤ顔で告げる、優奈。 僕は苦笑して言うよ。 「はい、はい。  お姉ちゃん」 そう言って、頭を優しく、ポン、ポンと叩く。
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