日常16

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前に作ったチョロQだって、形だけ真似ても動かないよ。 内部構造などを知って、そのように作らないとダメなんだ。 ただ、完全にしなくても、ある程度なら曖昧でも大丈夫だよ。 耐久力が落ちたり、壊れ易くなるけどね。 そんなことを考えてると… 「魔那を属性化するのは、その応用じゃ。  属性には、地水火風の4つがあるのじゃよ。  これを組み合わせ、他の力を得る。  これを、混合属性と言うのじゃ。  これには、雷や氷などがあるが…  後回しじゃな。  まずは、基本の4大属性を身に付けるのが先決じゃて」 え~っとぉ… 地水火風の属性だけじゃ、ないんだね。 大変だよ…これ。 「まずは、何時も身近にある、水属性からじゃな」 爺ちゃんが、そう言うんだ。 すると、先生達が水を入れた水槽を、台車に載せてやって来たよ。 「水に触れながら、圧縮魔那が水になるように、イメージするのじゃ。  では、始めっ!」 魔那が水になるイメージかぁ… 僕は水槽へ向いながら、イメージしてみる。 …あれっ? 圧縮した魔那が、簡単に水になっちゃいました。 前は、できなかったのに…あれっ? なんでだろう? 凍夜も、できてるよ。 他にも数人が、同じだね。 圧縮魔那が水に変わったのを見て、ビックリしてるようだね。 それを見て、爺ちゃんが嬉しそうに笑ってるよ。 「雄二。  何を驚いておるのじゃ?」
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