日常16

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「えっ?  いや。  簡単に魔那を、水にできましたから…  前には、できなかったのに、なんででしょう?」 敬語で、言えた…よね? 「さっき、話したであろ。  イメージじゃよ、イメージ。  できた者達は、多くの物を、魔那で作り出していた者達じゃな。  つまり、魔那を他の物へ変換するイメージを、多くつんだ者達じゃ。  そのため、魔那を属性へ変換するイメージも行い易かった、と言う訳じゃ」 なるほどねぇ。 と、言うことなら… 僕は説明を聞いた後、魔那を土に変えたり、風に変えたりしてみたよ。 へぇ~っ。 結構、面白い。 凍夜も、真似てやってるね。 それを、お爺ちゃんが、呆れて見ている。 「確かに、イメージが大切とは言ったがのぅ…  そんなに、容易く行われるとは、思わなんだわぇ」 水槽に行った子達が唖然として、僕らを見ているね。 「くっそぉ~!  また、鈴木に置いてかれた!」 1人が呟くように告げる。 「これ、これ。  おぬしらが行っておるのは、本来は、中学2年生の後半で習うことじゃぞ。  悔しがることは、向上の表れじゃが…  少々、高望みかのぅ。  と、言うか…  このクラスは…」 ますます、呆れる、お爺ちゃん。 …僕らって、そんなことになってたんだね。
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