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「ほら起きなさい」
うるさい怒鳴り声で眼が覚める。
俺は目覚まし時計や、携帯電話のアラーム等の類は一切利用しない。毎朝母親に起こしてもらっている。そう母親オンリー
「ぅうるさいな」
母親オンリーの割りにキレる。
あぁまた始まった…
俺の生活、いわゆる<俺ライフ>がまたはじまる
何の変哲もない、いつもどおりの朝。
俺は携帯電話を手に取る。充電器がささったままだ。時刻はジャスト7:00を示している。
俺は階段を降りてリビングへ。
朝食をとり、再びソファーで横になる。まだ学校に行くまで時間がある。
「俺もう一回、自己再生をはかろうと思う」
「え?あぁ二度寝ね」
さすがは長年親子をやっているだけあって、母親は俺についてこれてる。
だからわかる。洗い物をしているからこちらに背を向けているが、母親の顔は一寸の笑顔もない。
そう母親はもうとっくに俺に愛想を尽かしている。
もうとっくにあきれてしまっているのだ。
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