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開始20秒で自分との戦いに負けた俺は、別に急ぐ事なく学校へ向かった。
もはや心地よい
あ、ちょうど良いや、コンビニ行って今週のジャンピ買おう。
俺は途中でコンビニにより
学校に着いたのがホームルームが始まって20分後である。
教室に行くと担任が話をしていた。
「遅かったな上原ぁ~。なんだその今起きて来ましたみたいな顔は。ははh」
いやその通りです。なぜか担任が楽しそうに言ってくる。
今日も眼鏡とおでこが輝いてますね、あとあなた面倒くさい。
「すいません、寝坊しちゃって…えへへ」
全く心にもない。
正直なんでこんなおじさんに気を使っているのかわからない。
今日の1時間目の授業はそのままホームルームだった。
担任の話は続くが、学校行事のことや進路の話などばかりで
俺の耳をたぐり寄せる様な話はなかった。……はずだ
実際のところ俺は2限以降の授業に備えて、再び自己再生をはかりHPをマックスまで貯めていた。
"キンコンカンコーン"
チャイムで眼が覚める。
俺は机に突っ伏す体勢で寝ていたが、誰かが近づいてくるのがわかったので顔を上げた。
「?わッまぶしい」
思わず口走る。…やべえ
そこにいたのは担任の坂井だった。
「ちょ、失礼か。気にしてるんだが」
「いや、先生の存在がまばゆいなぁーって。あはは」
…手遅れである。
「…ゴホン。まぁお世辞はいいから、昼休みに職員室まで来なさい。」
…最悪である。
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