わがままお嬢様

8/17
前へ
/20ページ
次へ
「ふふっ。」 私は思い出して思わず笑ってしまう。 「何かありましたか?」 柊は私の行動にきょとんと首を傾げている。 「何でもないわよ。」 私は少し笑いながら言った。 「華恋様、急がないと遅刻しますよ?」 私は時計を見た。 学校に向かう時間まで、まだ30分はある。 「…嘘ついたわね。」 「嘘じゃありません。その時計は遅れています。」 「えぇーー!」 私の朝はいつも慌ただしい。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加