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あの人物は、学校一恐れられている 海藤 斎(カイドウ イツキ)だった。 斎は、怪我をしているのか息が上がっていた。 『…大丈夫?』 「そうに見えるか?」 『見えないに決まってるよ。』 「……」 『何か言わないと何もしてあげないよ?僕、以外とケチなんだ。』 陽炎は、黒い笑みを浮かべた。 「チッ…お前も見返りを求めるんだな。」 グイッ チュッ 軽く唇にキスされる。 触れるだけのキスと言う奴だ。 『で?その見返りとやらは…何かしてくれるの?僕この頃肩こってるんだよね。』 少し驚いた斎はほんの少し微笑んで言った。 「俺、馬鹿力だぞ?」 『上等。』
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