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「………。」
隣の席から視線を感じる。
隣の席は転校生の昴の席だった。
面倒事が起きなきゃいいけど…。
「貴方、学級委員長ですよね?」
『ん。』
「学校案内頼めないでしょうか?」
『面倒事嫌い。』
「か、陽炎くん?」
『名前呼ばないで。許可してないよ。』
「ご、すいません。」
昴は、シュンとして下を向いていた。
流石の陽炎も昴の反応を見て溜息を着いた。
『食堂だけなら良いよ。』
あくまで食堂までね。
それから、睡眠授業をした陽炎は授業中、クラスメートの熱い視線を感じる事がなかった。
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