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陽炎は、素早く空いている机を見つけて座った。
向かいに座る昴。
『そこ……座らない方が良いよ。』
「…?」
ベチャッ
昴は、背中に違和感を感じて自分の背中に腕を回した。
ヌルッ とする感覚と一緒に不快感。
背中には、卵が着いていた。
『……泣くなよ。面倒だから。それに「君に何がわかるんですか!?転校初日にこんな…こんな…ここに、僕の友達はいないんですよ!?」………俺がいるだろ。』
「!!で、でも、名前…」
『俺は信用した奴にしか名前は呼ばせないよ。それに、昴にあった時には機嫌が悪かった。』
淡々と友達発言する陽炎を昴は かっこいい と思った。
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