青い薔薇の雫

Ⅰ

「きゃぁぁあぁぁあ」
「かっこいいぃ」
「生徒会の皆様が食堂にぃぃぃ」

しんみりした空気をぶち壊す辺りの悲鳴に昴は ビクッと した。

陽炎は、いつの間にか注文したチョコレートパフェをだまだまと口にしていた。

生徒会なんかいたんだ。
それにしても…チョコレートパフェおぃしい。

ほんのりした空気が陽炎から流れ出ていた。

「おい。」

昴は、声がした方に顔を向けた。

陽炎は、相変わらずチョコレートパフェを食べている。

「……美味(ﾎﾞｿｯ」

.