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「ベェッグッシュン」 「…今のはくしゃみか!?」 「へっ??あれ…土方さん」 目が覚めたら布団の中でした 「てめぇよ。日が暮れるまでに帰れって、言われたんじゃねぇのかよ」 寝ぼけ頭が両耳を引っ張られたことによって覚醒 「イッタァイ!!千切れますよ」 「人の話し聞かねぇ耳なんて、無くてもいいだろうが」 「それはっん…ンンン」 耳を離した手が口をつまむ 「お前が中々戻らねぇから、源さんと近藤さんが大変だったんだぞ」 「んっンンンン」 喋れない 「まぁ。面白いもんが、見れたけど…」 「んっンンンン」 喋れない 「何だよ。言いたいことがあるなら言え」 喋れないんだよ 土方さんの手を叩いたらやっと離してくれた 口が痛い 「それから。コイツどうにかしろよ」 障子を開けたそこには 「斉藤さんと…花見…二人で…夜に…」 「総司!!穴空けんな!!」 はて 私はどうやって帰ってきたのでしょうか
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