2/2
前へ
/42ページ
次へ
帰る場所が欲しいと泣く僕に 君は羽ばたいておいでというから 鍛えた翼で君に飛んでいきたい ここからみえる景色に君はいなくとも 君は僕を見つめてくれてる そう 夢見るから 雁字搦めの今日も 過去のまま でも 明日は自由だって 君に飛んで行ける 逃げ出したまま 君と生きていけたら 何度も振り返るけど 心は 痛い思いも愛された時も 重く僕を搦め捕る 時には自由になって 君に会いに行くから 笑っていよう 思いのままでいてね 笑って泣いて 放された手を また 握り締めて 君らの声が 僕を暖かくする 褪めた体を 生きてるって 機械の向こうには君がいるから こんな場所で 飛び回って見せる僕を げんきだなって 笑って欲しい 嬉しい声で笑いかけて 風にゆられた君の声が 僕を放さなかった 臆病な君が いっておいでと嘯くから お揃いの言葉で 帰らなきゃ 何処へでも行けると 放すから 転がされたままの僕は 羽ばたく体に力をこめる 電話ごしの やさしい君が 今日も僕を許す 僕のプリズムを厭うまま いつか少しだけ 自由な僕で 君らの愛を守りたい 解けた翼を きみらのもとへ 君にとどけば 僕はしあわせ
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加